世界は海から変わる ~先進国型シップリサイクルの産業ビジョン~

2004年からの造船受注ラッシュで建造された船舶が2030年頃には解体時期を迎えることから、世界的に解体ヤードの不足が懸念されている。国際海事機関(IMO/International Maritime Organaization)において、2009年『シップリサイクル条約』が採択され、締約国の批准が待たれているが、世界有数の造船・海運国である日本においても、安全かつ環境にやさしい先進国型の船舶リサイクルシステムの構築を推進するとともに、低コスト・高度技術での船舶解体方法や廃船から回収される鐡スクラップを高付加価値でリサイクルする方法の確立が急務となっている。

そこで、現在、国土交通省のパイロットモデル事業として、自動車運搬船の解体実証試験が行われている室蘭市において国際シンポジウムを開催して、地球環境やテクノロジーの視点からグローバル・インダストリーとしてのシップリサイクルシステム構築の意義と将来像を明らかにする。なお、このシンポジウムは造船・海運大国日本における新しい産業として先駆的に取り組んでいる「環境港湾都市室蘭」からの提案・発信をする。


プログラム 2010年6月15日(火)

オープンングセレモニー  〔10:00~10:25〕

オープニング

主催者挨拶

シップリサイクル国際シンポジウム in 室蘭 実行委員長
  室蘭シップリサイクル研究会座長
  室蘭工業大学准教授  清水 一道 氏

来賓挨拶

基調講演 Ⅰ  〔10:25~10:55〕

シップリサイクル条約とIMOにおける取り組み

国際海事機関 IMO(International Maritime Organization)  事務局 ニコス・ミケリス 氏


休憩  〔10:55~11:15〕


基調講演 Ⅱ  〔11:15~11:30〕

我が国におけるシップリサイクル政策について

国土交通省大臣官房技術審議官  森 雅人 氏

基調講演 Ⅲ  〔11:30~12:00〕

先進国シップリサイクルシステム室蘭パイロットモデル事業

室蘭工業大学准教授  清水 一道 氏


休 憩 〔12:00~14:00〕

シップリサイクルフォーラム  〔14:00~16:10〕

シップリサイクルを巡る最近の動き


※プログラムは予告なしに変更になる可能性があります。予めご了承ください。


レセプション  〔18:00~20:00〕


プログラム 2010年6月16日(水)

船舶解体視察  〔10:00~13:45〕

会場

室蘭港西2号埠頭・室蘭工業大学

集合場所・時間

ランチョン・ミーティング:ゲスト向け  〔13:00~14:00〕


展示会 2010年6月15日(火)・16日(水)

PCC船「にゅーよーく はいうぇい」の秘密とシップリサイクルの現状

先進国シップリサイクルシステムのパイロットモデル事業として室蘭港で解体実験が行われている「にゅーよーく はいうぇい」の装備品や船体の一部を展示して、自動車運搬専用船の秘密を探ります。

展示会場

室蘭市民会館 1Fホール

展示日時

6月15日(火) 9:30~17:00       

6月16日(水) 9:30~14:00


主催・共催・後援・協賛

主催

「シップリサイクル研究会国際シンポジウムin室蘭」実行委員会、財団法人自治総合センター

共催

日本財団、財団法人日本船舶技術研究協会

後援

総務省,北海道

協賛

財団法人日本海事協会

参加(登録)申込み

参加申込み締切日

2010年6月6日(日)

参加申込み方法

下記の用紙をダウンロードし、FAXのみにてお申込み下さい。

FAX:0143-46-5651

※提出された参加(登録)記載内容は、個人情報保護のため慎重な管理のもと「シップリサイクル国際シンポジウム」以外には使用いたしません。

お問い合わせ

「シップリサイクル国際シンポジウム in 室蘭」実行委員会 代表 (室蘭工業大学 清水研究室内)
TEL   : 0143-46-5971
FAX   : 0143-46-5651
E-mail: shimizu@mmm.muroran-it.ac.jp
住所  : 〒050-8585 北海道室蘭市水元町27-1