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求められている背景
なぜ今「バードアイ技術者」が必要なのか?国際競争が激化するなど様々な問題が発生しており、我が国素形材産業が競争力を維持・確保していくためには、技術革新を続けていくこと、人材育成・確保に期待が寄せられてます。
国際競争が激化する中、素形材分野においては、少子高齢化等に伴う人材確保・技能伝承の困難、生産性の低下等の問題に直面しており、我が国素形材産業が競争力を維持・確保していくためには、ユーザーニーズの高度化や多様化に対応し、絶えず技術革新を続けていくことが不可欠となっている。
産業界からは「深く広い知識を有機的に結びつけることが可能で、技術開発力や課題解決能力があり、最適生産管理のみならず、経営管理も可能な人材(生産俯瞰人材)」が求められており、その背景としては、素形材産業においては技術革新・経営革新といったイノベーション創出が必要であり、そのためには一連の工程を理解し俯瞰できるよう、幅広い工学知識のみならず技能的素養を身につけた人材の育成・確保を進めていかなければならないということがある。こうした人材の育成を実現するために、産業界では「幅広い基礎科目ならびに応用科目の講義による知識の獲得、技術系高度専門職業人としての倫理観の涵養、生産現場における実地訓練」等、極めて多くの教育が必要と感じている。
一方、素形材産業に対する社会的認知度の低迷による学生離れや専門分野の学科減少、伝統的研究スタイルからの脱却が図れないことに起因した研究・教育人材の不足といった点が業界や教育界の問題点として指摘されており、こうした課題解決に向けて産学を通じた人材育成・確保に期待が寄せられているものである。
図4 段階世代の退職状況調査 {出展:総務省統計局調べ(平成16年8月概算値)} |
図5 理科離れの状況 {出展:内閣府「科学技術と社会に関する世論調査(平成16年2月)} |