粉粒体の衝突により材料の表面が損傷される現象をエロージョンと呼び,粉粒体の固気二相流による輸送系のベンド部等において大きな問題となっている. 特に,管路のエロージョン対策やエロージョン寿命の推定などは解決すべき重要な課題である。
特に耐摩耗材料のエロージョン摩耗評価に関する連の研究を行ておりエロージョン摩耗特性および摩耗機構について検討している。
本研究では,エロージョン摩耗における衝突角度依存性及び摩耗面近傍の組織が塑性変形による摩耗機構を解析するため,有限要素法(Finite element method) を用い,単一粒子が被衝突材料に衝突した場合について解析を試みている。
K. Shimizu, T. Noguchi, H. Seitoh, E. Muranaka, FEM analysis of the dependency on impact angle during erosive wear,