KSML 国立大学法人 室蘭工業大学 清水一道 ものつくり研究室


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清水 一道 Kazumichi Shimizu 室蘭工業大学 もの創造系領域 材料工学ユニット教授

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2017年3月

平成28年度 室蘭工業大学 学位授与式

3月23日に本学学位授与式が挙行されました。清水研究室から、学部生9名、大学院博士前期課程4名、大学院博士後期課程2名が卒業いたしました。

学部4年生 機械システム工学コ-ス
・菅野 将貴 ・菅原 栞 ・菅原 慎也 ・谷口 陽介 ・水上 貴博 ・山内 一也 ・山口 正直 ・石崎 甲斐 ・村瀬 実咲

大学院博士前期課程 生産システム工学系専攻
・石川 隼也 ・上田 椋太 ・中村 公俊 ・永海 晋祐

大学院博士前期課程 物質工学専攻(社会人入学)
・仲條 靖男

大学院博士後期課程 先端生産システム工学コ-ス(社会人入学)
・小奈 浩太郎

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卒業後、この研究室で学んだことを糧にして、社会人の方は、勤務先で、この春就職される方は就職先で、益々ご活躍されることを願っております。

理系学生応援プロジェクト[新川高校]

2017年3月4日(土)・5日(日)
場所:室蘭工業大学 ものづくり基盤センタ-

毎年行われております理系学生応援プロジェクトが今年度もものづくり基盤センタ-において、1泊2日で行われました。

本プロジェクトは、例年日本鋳造工学会と共催しておりますが、今回は更に北海道大学人材育成本部も共催し、理系さらにはものづくり企業就職を視野に入れて、普段の授業では体験できない製造業の現場を肌で感じてもらい、ものづくりに興味をもってもらうような体験学習を行うプロジェクトです。

今回、毎年参加されている札幌新川高校の1年生男子12名女子8名の計20名の生徒さんが体験されました。

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初日、本学到着後は理系学生用の作業着に着替えて開会式に臨んでいただきました。その際、室蘭市からのPRもあり、室蘭市の魅力を知っていただく時間もありました。

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最初にものづくり基盤センタ-を使用する際の安全講習を受講いただき、いよいよ実習へと入っていきました。
 
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最初の実習は、「卵パッケ-ジコンテスト」です。規定内(30×30×30cm)の大きさで、班で1個ダンボ-ルを使用して箱を作成し、その中に卵を6個入れて5mの高さから箱を落として卵の破損状況を調べる実習です。
 
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このものづくり体験は、なるべく軽く箱を作り且つどれだけ卵を割らずに済むかを試行錯誤しながら学んでいただくもので、落下実験の結果、学生5人グル-プ4班、教員チ-ム2班のうち、3班が6個全て破損させずにすみました。実験の最中、皆さん固唾をのんで、破損状況を注視していました。

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2番目の実習は、鋳造によるカントリ-サインのペ-パ-ウエイト作りです。皆さんにとっては初めての鋳造体験ですので、清水先生の作業手順説明を注意深く聞いて作業を始めていました。

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頑張って製作したオリジナルの作品を各自持って記念撮影です。

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1日目の課程が修了し、皆さんで夕食会場である近隣のレストラン・アスコットへ移動して、今日の頑張りをお互いに労いながら、会食となりました。

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翌日2日目は、清水先生のものづくり講義から始まりました。高校では学習しないようなものづくりの歴史や鋳物作りについてレクチャ-いたしました。
 
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次に本日の実習です。前日の鋳造体験に引き続き、小型ジンギスカン鍋の作成に挑戦です。清水先生の指導の下、砂型を作成し、その後、実際に溶かした鉄を流し込む工程を体験いただきました。

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1400度にもなる高温の溶かした鉄を代表の生徒さんが砂型へと流し込む作業を行いました。清水先生の補助を受けながら、慎重に作業を行っていました。

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次に理系学生応援プロジェクト共催である日本鋳造工学会副会長、日産自動車(株)シニアエキスパ-トの神戸洋史氏による自動車のものづくりに関する講義を受講いただきました。

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今回参加された生徒さんも非常に勉強熱心な方ばかりで、積極的に質問する姿も見受けられました。

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昼食をはさんで昨日製作したカントリ-サインを研磨する作業を行っていただきました。この作業も、高校ではなかなか体験できない作業で、皆さん集中して取り掛かっていました。

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最後に清水先生からまとめの講義があり、2日間の日程が終了しました。お土産として参加いただいた記念のボルタが各生徒さんに贈られ、さらに、鉄を流し込む緊張の作業を行った生徒さんにはパエリア鍋が贈呈されました。

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今回参加された札幌新川高校の生徒さん、引率の先生方に感謝申し上げます。この体験を活かして、この中から次世代のものづくり関連企業を担う方が出てきていただければ・・・と願っております。

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室蘭工業大学公開講座

2017年2月17日(金)
場所:テクノアゴラ

平成28年度室蘭工業大学公開講座が室蘭市輪西町にある室工大地域活動拠点テクノアゴラにて実施され、清水先生が講演いたしました。
最初に空閑室工大学長と馬場理事から挨拶がありました。

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次に清水先生の講演へと移りました。
講演テ-マ:「耐熱・耐摩耗鋳造材料の開発及び応用」

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近年のものづくり産業において、コスト削減など生産体制合理化等の影響により、設備の負荷が増加して摩耗や摩食などの損耗が激しく、機能保持やコストが長年の課題となっているため、それらを解決するために当研究室で進めている耐熱性・耐摩耗性に優れた鋳造材料(鋳物)の研究開発について講演、室蘭工大発の新規材料開発や鋳物について、身近な鋳物製品を踏まえてお話しいたしました。

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講演後、熱心に聞き入っていた来場者からの質問にも丁寧にお答えいたしました。

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このように、現在取り組んでいる研究開発を順次発信する機会を設けておりますので、是非皆様も足をお運びください。


経済産業省素形材産業室長来学

2017年2月22日(水)
場所:ものづくり基盤センタ-

経済産業省製造産業局素形材産業室長 蘆田和也様を含む3名様が来学され、ものづくり基盤センタ-等を見学されました。蘆田様は、翌日開催される「ものづくりシンポジウム」での講演のために来道され、その前に本学のものづくり基盤センタ-を見学されました。

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機械設備や3Dプリンタ等最新機器を含むものづくり基盤センタ-内の設備や清水研究室を見学され、清水先生が現在取り組んでいる研究についての説明をいたしました。

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遠方よりお越しいただき、誠にありがとうございました。


ものづくりシンポジウム

2017年2月23日(木)
場所:JRタワ-ホテル日航札幌

「ものづくりシンポジウム」が札幌のJRタワ-ホテル日航札幌で開催されました。これは、ものづくり中小企業の新たなビジネスチャンスの可能性を探るシンポジウムで、室蘭工業大学と経済産業省北海道経済産業局の共催で行われ、約140名の方が参加されました。

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最初に経済産業省 北海道経済産業局長 児嶋秀平氏が開会の挨拶をされました。

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続いて基調講演へと移り、(株)浜野製作所 代表取締役 浜野慶一氏が「下町工場の新しいモノづくりへの挑戦」というテ-マで講演されました。

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基調講演②は、経済産業省 製造産業局 素形材産業室長 蘆田和也氏の「素形材産業を巡る現状と課題」です。

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基調講演③では、本学 清水教授が「鋳物シンジケ-トの取り組みについて」と題して講演いたしました。この秋にも立ち上げる予定で、技術力を武器に中小の鋳物企業が連携して、大手鉄鋼メ-カ-に対抗する「鋳物シンジケ-ト」について詳しく解説いたしました。

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休憩を挟み、基調講演の講演者3名の他、(一社)日本鋳造協会 会長 伊藤光男氏と佐藤鋳工(株) 代表取締役社長 佐藤孝造氏が加わり5名でパネルディスカッションが行われ、清水先生が司会をしながら中小企業の連携が生み出す新たな市場について討論し、その後、会場からの質問も受け付けました。

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質問も多数寄せられ、盛況のうちに会も終了となりました。

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会場では、室蘭工業大学の取り組み等が分かるパネル展示や室工大公認土産の鐵の素クッキ-の試食も設けられ、来場者の関心を引いていました。

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シンポジウム後は、ものづくり関係の様々な方々で交流会も催され、今後の展望等和やかな中にも活発な交流が図られた様子でした。
今後も清水先生の研究や取り組みを発表する機会を設けていきますので、ご期待ください。


鋳物シンジケ-ト記者会見

2017年2月20日(月)
場所:JRタワ-ホテル日航札幌

全国の中小の鋳物企業をまとめるネットワ-ク「鋳物シンジケ-ト」を今秋発足させる構想を発表する記者会見を札幌のホテルで行いました。これは、製品開発を担う室蘭工業大学発のベンチャ-企業が鋳造関連企業でつくる組合を主導し、大型鋳物の受注を引き受けるネットワ-クで、今回、室工大空閑学長、この企画を主導する清水教授、北海道経産局児嶋局長が出席し、発表を行いました。

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現在、道内5~6社、全国約30社の鋳物関連企業が加入に意欲を示していて、技術力を武器に小さな鋳物企業が連携し、大手鉄鋼メ-カ-が求める高度な部品供給に挑戦する試みについて、清水先生が説明いたしました。

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本学学長や北海道経産局局長からは、ものづくりの若手技術者を育てることも視野に入れたこの取り組みに、室蘭工業大学が積極的に挑戦し、北海道経済の活性化にも貢献できることを期待しているとのお話でした。

この「鋳物シンジケ-ト」の取り組みについて、2月23日JRタワ-ホテル日航札幌で開催される「ものづくりシンポジウム」にて清水先生が講演いたします。是非足をお運びください。


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