KSML 国立大学法人 室蘭工業大学 清水一道 ものつくり研究室


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清水 一道 Kazumichi Shimizu 室蘭工業大学 もの創造系領域 材料工学ユニット教授

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研究活動

第25回テクノカフェ

2017年12月16日(土)
場所:紀伊国屋書店札幌本店

第25回となりました室蘭工業大学テクノカフェが札幌の紀伊国屋書店を会場に開催されました。この催しは、様々な分野の方々のお話を聞ける「講演会」と「体験講座」からなる企画で、室蘭工業大学と北海道新聞室蘭支社共催で行っております。

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最初に「ものづくり体験教室」を開催し、先着順で金属のパイプをカット・加工してオリジナルの門松を作っていただきました。

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年末年始に向けてタイムリ-な企画だったため、沢山の方々が来場されて珍しい金属製の門松を製作していかれました。

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続いて、「ものづくりト-ク」へと移り、「日本の技術が進めるシップリサイクルプロジェクト~環境と安全に配慮した船舶解体・再資源化~」と題してト-クを行いました。室蘭工業大学教授であり、NPO法人シップリサイクル室蘭の理事長でもある清水先生が話し手となり、北海道札幌新川高等学校の小川教諭に聞き手となっていただいて話を進めました。世界の4分の1の船を造っている日本ですが、その役割を終えた廃船の解体を主に担っているのは、劣悪な環境で作業を行っている発展途上国である現状や、今まさに安全で環境にやさしい「新しいシップリサイクル」を日本で行うことに意義があるといったお話を来場された50名以上の方々に聞いていただきました。

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これに関連して、NPO法人シップリサイクル室蘭がシップリサイクル事業で解体した船の備品等が会場に展示され、普段みることのあまりない船の備品を間近でご覧いただきました。

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また、会場には、清水先生の最新の著書である「シップリサイクル」も置かれ、早速手にしている方もおられました。

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会場には、本学を紹介するパネルやお馴染みの室工大オリジナルジンギスカン鍋や室工大公認「鐵の素クッキ-」「ジンギスカン鍋クッキ-」等も展示・販売され、好評を博していました。

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更に、毎回恒例のメダル製造機が今回も搬入され、室工大オリジナルメダルを目当てに並ぶほどの盛況ぶりでした。

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あまり馴染みのない「シップリサイクル」を身近に感じていただくために開催した今回のテクノカフェですが、このように難しい題材も掘り下げて皆様に分かりやすくお話するのがこの企画の趣旨となっております。皆様に気軽にどんどん足を運んでいただきたいと思っております。


可視化情報学会 全国講演会(2017)

2017年11月3日(金)・4日(土)
場所:室蘭工業大学

可視化情報学会全国講演会が室蘭工業大学を会場に行われました。この学会は、可視化情報に関する科学技術の基礎および多くの分野での応用に関する情報の交換と普及を図り、可視化情報に関する科学・技術・産業の振興の向上を目的とした学会で、今年度は、本学を会場にして全国講演会が行われました。当研究室から清水先生がセッションの座長を務め、また、当研究室所属の教員や研究員、学生が研究発表を行ないました。

2日目にあたる4日、清水先生が「鋳造分野の可視化技術」というセッションの座長を務め、当研究室の学生等が発表を行ないました。

研究発表:
「鋳ぐるみ多合金白鋳鉄の湯流れおよび凝固解析」
助教 楠本 賢太

「製鐵設備用耐摩耗ライナ-の湯流れおよび凝固解析」
博士研究員 原 宏哉

「球状黒鉛鋳鉄の疲労強度に及ぼす肉厚感受性」
博士研究員 船曳 崇史

「エロ-ジョン摩耗における球状炭化物鋳鉄の衝突角度依存性」
博士前期課程2年 太田 悠紀

「高温エロ-ジョン摩耗における衝突角度依存性の有限要素法解析」
博士前期課程2年 樋口 千紗

「WC-Co系超硬合金鋳ぐるみ多合金白鋳鉄の熱応力解析」
学部4年 村瀬 滋哉

「鋳造シュミレ-ションを用いた鋳造品の引け巣欠陥予測」
学部4年 三屋 駿人

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今回、本学での開催の利点を生かして、当研究室から多数の研究員並びに学生が発表を行ないましたが、普段の研究室とは違い、非常に緊張感のある中での研究発表は、大変有意義な経験になったことと思います。清水先生は、こういった場で発表することをどんどん奨励しており、このことが将来、大いに役立つことを期待しております。


第24回テクノカフェ

2017年10月29日(日)
場所:紀伊国屋書店札幌本店

札幌の紀伊国屋書店で恒例の室蘭工業大学テクノカフェが開催されました。これは、ものづくりをテ-マとして、各界で活躍する方のお話を聞いていただく「講演会」や「ものづくり体験教室」を開いている企画で、室蘭工業大学と北海道新聞室蘭支社共催で行っております。

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まず始めに「ものづくり体験教室」が開かれ、先着順で鋳型を作成して錫を溶かしてオリジナルキ-ホルダ-を作っていただきました。

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普段あまり見聞きすることのない鋳造体験を身近で感じていただきました。

次に「ものづくりト-ク」へと移りました。ゲストに北海道ボブスレ-・スケルトン連盟副理事長の佐高 博之氏をお招きし、本学清水先生と楠本助教が聞き手となって、「スケルトン用ソリの開発~2022年北京冬季五輪を目指して~」という題目で多数の聴衆の前でト-クを繰り広げていただきました。

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現在、北海道のスケルトン競技は、財政難の中、海外の中古器具を使用して競技に臨んでおり、そのことを知った清水先生が当研究室でスケルトン用ソリを開発することとなりました。北海道ボブスレ-・スケルトン連盟とタッグを組んで、2022年北京冬季五輪を目指すこと等、多岐にわたるお話を聞いていただきました。また、会場には、実際のスケルトン用ソリも展示され、間近で見ていただきました。

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会場となった紀伊國屋書店札幌本店1階インナ-ガ-デンには、本学から持ち込まれた「ものづくり基盤センタ-」を紹介するパネルやメダル製造機が展示され、来場者にご覧いただきました。特に、メダル製造機は毎回大変人気で、たくさんのお子様がオリジナルメダルの製造を楽しんでいらっしゃいました。

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また、大好評の室工大公認「鐵の素クッキ-」に続く第二弾、「ジンギスカン鍋クッキ-」も展示販売されました。これは、ジンギスカン鍋の形をしたゴマ味のクッキ-で、大きいサイズも取り揃えられており、見た目もインパクトが大きい商品となっております。

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今回で24回目を数えるテクノカフェですが、皆様に気軽に参加いただけるよう、毎回趣向を変えて計画しております。今まで参加されていない方も、是非ご参加ください。


フロンティア技術検討会

2017年10月27日(金)
場所:室蘭市中島神社蓬崍殿

10月27日に蓬崍殿で行われた「フロンティア技術検討会」にて、清水先生が講演を行いました。この会は、室蘭地域のものづくり産業に有用な技術や今日的な課題などをテ-マとして、大学教員や行政、専門家、企業の経営者など、様々な方々による講演を通して地域連携や新たな技術の普及や啓発などに貢献する会で、昨年に引き続き今年も清水先生に講演依頼がありました。

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本学空閑学長の開会挨拶の後、清水先生の講演がありました。

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演題:「地域創生と産学官連携 -産業界の熱力学の法則-」

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本学は、国立大学の機能強化の方向性を示した重点支援の枠組みの中から地域貢献を主とする取組みを選択し、それに関する事業を進めており、小規模ながら高い技術力を持つ鋳物企業が地域を超えて連携し、付加価値の高い耐熱耐摩耗部品の供給を目指す「鋳物シンジケ-ト」についてお話いたしました。この「鋳物シンジケ-ト」は、国立大学である本学主導でネットワ-ク形成を支援する全国でも稀な取り組みで、その詳細を清水先生が講演いたしました。会場には、産学官民多数の方々が聴講のため来場されておりました。

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また、2つ目の講演として、喧嘩ゴマを通して製造業を盛り上げようと活動している株式会社ミナロの代表取締役 緑川 賢司氏の講演もあり、室蘭地域のものづくり産業のためには、大変興味深い講演を拝聴することができました。

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室蘭高等技術専門学院新規開校記念 シンポジウム講演

2017年10月17日(火)
場所:室蘭高等技術専門学院

室蘭市にある高等技術専門学院が本年新規開校し、これを記念してシンポジウムが開かれました。同学院は本年4月より、1年制から2年制の職業訓練校へ移行したため、新しく生まれ変わりました。この記念シンポジウムでの基調講演とパネルディスカッションのコ-ディネ-タ-を清水先生が務めました。

基調講演題目:「地域創出とイノベ-ション創出-ものづくり、ひとづくり-」

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産学官関係者や学生等約80名の方々に聴講いただきました。
また、講演後はパネルディスカッションが行われ、清水先生がコ-ディネ-タ-を務めました。
コ-ディネ-タ-:清水 教授
パネラ-:青山 剛氏(室蘭市長)
     小野 信市氏(室蘭技専後援会会長/日鋼MEC㈱代表取締役社長)
     西野 義人氏(㈱西野製作所代表取締役社長)
     加納 信義氏(室蘭技専 学院長)

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北海道を代表する「ものづくりの街・室蘭」における、これからのものづくりや、未来を担うひとづくりのあり方について、産学官の関係者が討論いたしました。室蘭においての人材育成や人材確保について、盛んに意見が交わされました。

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本学は、ものづくりの街の学校として再スタ-トを切った室蘭高等技術専門学校と、これからも連携し合いながら、「ひとづくり」を進めていきたいと思っております。


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