KSML 国立大学法人 室蘭工業大学 清水一道 ものつくり研究室


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清水 一道 Kazumichi Shimizu 室蘭工業大学 もの創造系領域 材料工学ユニット教授

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ものづくり教室

第22回テクノカフェ

2016年10月29日(土)
場所:紀伊国屋書店札幌本店

第22回を数えるテクノカフェが札幌の紀伊国屋書店で催されました。このテクノカフェとは、様々な方々をお招きして「ものづくり」に関するお話を聞いていただく「講演会」と「ものづくり体験教室」を開いている企画で、室蘭工業大学ものづくり基盤センタ-と北海道新聞社室蘭支社との共催で開催されている催しです。

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午前中に行われた「ものづくり体験教室」では、「鐵の素クッキ-を作ろう!」と題してお菓子の製作体験を行いました。この鐵の素クッキ-とは、鉄鉱石、石炭、石灰石をモチ-フにしたお菓子で、清水先生が最初のアイデアの段階から携わり、室蘭市内のナニナニ製菓さんとの共同で開発したお菓子です。本学公認のお土産用お菓子である鐵の素クッキ-を製作元のナニナニ製菓さんご協力の下、申し込みされた親子の皆さんに製作いただきました。今回は石炭に似たクッキ-に挑戦していただき、炭を練り込み丸める作業を親子で体験いただきました。会場内にはクッキ-を焼く良い香りが漂い、見た目は鉱石のようで、中身は美味しいお菓子の製作を楽しんでいるご様子でした。

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クッキ-を焼いている時間を利用して、本物の"金属"にも触れていただき、この後行われる予定の「ものづくりト-ク」で使用される自動車エンジンもご覧いただきました。

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まさに見た目が石炭のように焼き上がった鐵の素クッキ-を、参加者の方々が大事そうに持ち帰っておりました。

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午後からは「ものづくりト-ク」が行われ、「鉄の科学」という題目で聞き手のAIR'Gパ-ソナリティの森基誉則氏と話し手の清水先生のト-クをお楽しみいただきました。清水先生から、鉄の製錬方法のお話や鋳造で作られている車のエンジン部分を実際にご覧いただきながら金属を身近に感じてもらえるようなお話をお聞きいただきました。皆さん、会場に持参した鐵の素クッキ-を味見しながら、興味深く聞き入っていました。

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会場には、室蘭工業大学、理系女子応援プロジェクト等をPRするパネルや巨大ジンギスカン鍋等が展示され、また、毎回好評のメダル製造機も持ち込んでおり、沢山のお子さんがメダルを手に喜んでおられました。

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今回のテクノカフェも沢山の方々にご参加・ご観覧いただき、感謝申し上げます。次回のテクノカフェもどうぞご期待ください。


ものづくり教室[本室蘭小学校]

2016年10月26日(水)
場所:室蘭工業大学 ものづくり基盤センタ-

室蘭市内にある本室蘭小学校6年生33名がものづくり教室のため来校されました。同じ市内ですが少々遠方に位置しているため、バスでお越しいただきました。
今回は鋳造によるキ-ホルダ-製作に取り組んでいただきました。手順説明を聞いていただき、生徒さんがご自分で選んだデザインやご自身で考案した図柄をシ-トに写して、型を作成していただきました。
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笑顔で完成品を手にして、母校へお帰りになりました。

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鉄の街・室蘭に住んでいる恩恵で、普通は体験できない「鋳造」という世界を少しでも垣間見ることのできる「ものづくり教室」。来年度も是非ご参加いただきたいと思います。

ものづくり出前授業[藤女子中学校]

2016年10月20日(木)・21日(金)
場所:藤女子中学校

毎年ものづくり出前授業を行っている札幌市の藤女子中学校から今年もご依頼があり、ものづくり出前授業を行いました。生徒数が多いため、2日間に分けて行われ、初日となる10月20日午前に3年1組、午後に3年2組、翌21日午前に3年3組、午後に3年4組が受講されました。
まず初めに清水先生からの講義を受講いただき、ものづくりに関する基礎知識や、普段は見ることのない自動車エンジンについての話を聞いていただきました。



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その後ものづくり体験(カントリ-サインのペ-パ-ウエイト製作)が始まりました。合間に溶かした金属を水で急速に冷やして固める実験をご覧いただきながら、清水先生が製作手本を示し、それに倣って各自取り組んでいただきました。

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清水先生や当研究室の女性スタッフ等に手伝ってもらいながら、初めての鋳造製作を体験いただきました。様々なカントリ-サインの型からお好きなものを選んでいただき、木枠の中に型を置いて周りを砂で固めて鋳型を作り、その型に熱して溶けた錫を流し込んで冷やし固めて製作いただきました。

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昨年度初めて、藤女子高校が理系女子応援プロジェクトを体験されたりと藤女子中学校・高校の生徒さんとは非常にご縁があり、今後も続くことを期待しております。このように全道各地や道外でも出前授業を行うため、「ものづくり」の面白さを伝えに東奔西走しておりますので、お気軽にお問い合わせください。


RMIT(ロイヤルメルボルン工科大学)ものづくり教室

2016年10月19日
場所:室蘭工業大学 ものづくり基盤センタ-

オ-ストラリア・ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)の学生10名が、本学ものづくり基盤センタ-においてものづくりを体験しました。RMITは、本学と学術交流協定を結んでおり、毎年学生数名が数日間来日し、交流を深めております。昨年度は諸事情で来日が実現せず、2年ぶりの来日となる今回は、10月14日から26日まで滞在し、本学で研修を行います。毎回清水先生がものづくり教室を開講し、日本での「ものづくり」を体験していただいております。
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今回は、最初にものづくり基盤センタ-内にある3Dプリンタ-を見学された後、ものづくり講義を受講いただき、熱して溶かした金属を急速に冷やす実験をご覧いただきました。その後カントリ-サインのペ-パ-ウエイト製作の手順説明をし、ものづくりに取り組んでいただきました。

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皆さん、初めての鋳造体験で歓声を上げながらペ-パ-ウエイトを完成させていました。完成品と清水先生から室工大特製のボルタのお土産が贈られ、また、引率の先生には室工大特製ジンギスカン鍋と清水先生の本が贈呈され、次の研修先へと向かわれました。

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今回も受講いただきありがとうございました。室蘭滞在の良い思い出になったのではないでしょうか。来年度も是非ものづくり基盤センタ-へ足を運んでいただきたいと思っております。


ものづくり教室[水元小学校][ものづくり教室]

ものづくり教室[水元小学校]
2016年10月6日(木)
場所:室蘭工業大学 ものづくり基盤センタ-

水元小学校5年生41名がものづくり教室のために来校されました。8月に行われた3年生、4年生に続き、5年生の皆さんにはより高度な卵パッケ-ジ作りに挑戦していただきました。
最初に、清水先生のものづくり講義があり、ものづくりの基礎を学んでいただきました。その後、卵パッケージ作りへと移りました。
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このものづくりは、5、6人一組でダンボ-ルを使用して規定内の大きさ(30×30×30cm)で箱を作成し、その中に卵を6個入れて5mの高さから箱を落して卵がいくつ割れるかを班ごとで競う実験です。いかに卵が割れないようにするか頭を悩ませながら、ダンボ-ルを切ったり貼ったりして箱を製作していました。

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苦労して作った箱を持って、ものづくり基盤センタ-外で落下実験を行いました。落下させる度に歓声が上がり、自分の班の箱を覗いて卵の確認をしていました。結果は、6個全て割れずに残った班が2班ありました。

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このものづくりによって、規定サイズ内でなるべく軽く箱を作り、どれだけ卵を割らずに済むかということを学んでいただきましたが、水元小学校では3年間を通して「ものづくり」を段階を踏んで学んでいただいております。この体験が、将来の職業に生かされるよう、今後もお隣の学校という利点を生かして、継続してご参加いただきたいと思っております。



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