2017年2月23日(木)
場所:JRタワ-ホテル日航札幌
「ものづくりシンポジウム」が札幌のJRタワ-ホテル日航札幌で開催されました。これは、ものづくり中小企業の新たなビジネスチャンスの可能性を探るシンポジウムで、室蘭工業大学と経済産業省北海道経済産業局の共催で行われ、約140名の方が参加されました。
最初に経済産業省 北海道経済産業局長 児嶋秀平氏が開会の挨拶をされました。
続いて基調講演へと移り、(株)浜野製作所 代表取締役 浜野慶一氏が「下町工場の新しいモノづくりへの挑戦」というテ-マで講演されました。
基調講演②は、経済産業省 製造産業局 素形材産業室長 蘆田和也氏の「素形材産業を巡る現状と課題」です。
基調講演③では、本学 清水教授が「鋳物シンジケ-トの取り組みについて」と題して講演いたしました。この秋にも立ち上げる予定で、技術力を武器に中小の鋳物企業が連携して、大手鉄鋼メ-カ-に対抗する「鋳物シンジケ-ト」について詳しく解説いたしました。
休憩を挟み、基調講演の講演者3名の他、(一社)日本鋳造協会 会長 伊藤光男氏と佐藤鋳工(株) 代表取締役社長 佐藤孝造氏が加わり5名でパネルディスカッションが行われ、清水先生が司会をしながら中小企業の連携が生み出す新たな市場について討論し、その後、会場からの質問も受け付けました。
質問も多数寄せられ、盛況のうちに会も終了となりました。
会場では、室蘭工業大学の取り組み等が分かるパネル展示や室工大公認土産の鐵の素クッキ-の試食も設けられ、来場者の関心を引いていました。
シンポジウム後は、ものづくり関係の様々な方々で交流会も催され、今後の展望等和やかな中にも活発な交流が図られた様子でした。
今後も清水先生の研究や取り組みを発表する機会を設けていきますので、ご期待ください。