KSML 国立大学法人 室蘭工業大学 清水一道 ものつくり研究室


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清水 一道 Kazumichi Shimizu 室蘭工業大学 もの創造系領域 材料工学ユニット教授

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研究活動

学生鋳物コンテスト

2017年8月22日(火)~23日(水)
場所:早稲田大学 各務記念材料技術研究所

第3回学生鋳物コンテストが日本鋳造工学会主催で行われ、室蘭工業大学代表として清水研究室が参加いたしました。このコンテストは2014年のプレ大会を経て、2015年から開催され、今回で3回目となる大会で、学生の鋳造技術を競うコンテストです。各校1チ-ム3名上限とし、用意された任意の木型を用い、造形(生型)、鋳込み(アルミニウム合金)、解枠を行い、その鋳物の出来栄えを評価する大会です。

今回参加した大学は、本学の他、岩手大学、関西大学、大阪産業大学、九州大学、早稲田大学、千葉工業大学、ものつくり大学、岐阜大学、大同大学の計10大学で、清水研究室から修士2年の樋口さんと学部4年の渡邊さんが参加いたしました。

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初日は、企画委員長である清水先生から鋳造の講義があり、その後、各大学で翌日に製作するアルミニウム鋳造品の方案を練りました。

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2日目は、一日怪我無く製作するための安全講習を受講後、各大学で考案した砂型を製作、更に溶かしたアルミニウムを流し込み、鋳造品を作成しました。

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当日は出来上がった鋳造品の表面品質審査を行い、更に内部品質の審査を経て、9月29日~10月2日に秋田にて行われる日本鋳造工学会第170回全国講演大会にて審査結果が発表されます。室蘭工業大学代表の清水研究室は、2014年のプレ大会、2015年の第1回大会と2度最優秀賞をいただいており、今回も入賞の期待がかかり、結果が気になるところです。


日本鋳造工学会 第169回全国講演大会

日本鋳造工学会 第169回全国講演大会
2017年5月26日(金)~28日(日)
場所:東京都市大学 世田谷キャンパス

東京都市大学にて開催された日本鋳造工学会第169回全国講演大会に、清水先生及び清水研究室の学生が参加いたしました。鋳造業界の発展を目的に設立された学術団体である日本鋳造工学会が、春季と秋季の年2回開催している全国大会で、毎回、約120件の研究発表が行われ、同時に技術講習会や工場見学会、展示会等諸行事も開催されて、会員にとって絶好の交流の場となっている大会です。清水研究室は、学生の研究発表の場として毎回参加させていただき、貴重な経験をさせていただいております。

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27日・28日に研究発表講演会が行われ、当研究室の教員及び研究員、学生が発表を行ないました。

「多合金白鋳鉄の高温アブレシブ摩耗特性」
       助教 楠本 賢太

「多合金白鋳鉄の平面曲げ疲労強度」
       博士研究員 船曳 崇史

「多合金白鋳鉄のエロ-ジョン摩耗特性に及ぼす焼入れ保持時間の影響」
       修士課程2年 太田 悠紀

「WC-Co系超硬合金鋳ぐるみ多合金白鋳鉄の熱応力解析」
       修士課程2年 樋口 千紗

清水先生の研究発表者に対する質疑を間近に見る機会も、重要な勉強のひとつです。

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全国大会での研究発表は、普段経験することのない機会ですので、発表者にとっては大変勉強になりますし、また、他の発表を聴講することは今後の研究活動に生かすことができます。次回第170回全国大会(秋田市)に向けて、また気持ちを新たに研究を続けてもらえれば、と思っております。


         

第23回テクノカフェ

2017年4月23日(日)
場所:紀伊国屋書店札幌本店

今年度初となるテクノカフェが札幌の紀伊国屋書店で開催されました。この催しは、様々な分野の方々をお招きして「ものづくり」に関するお話を一般の方に聞いていただく「講演会」等を開いている企画で、今回で23回を数え、室蘭工業大学と北海道新聞室蘭支社共催で行っております。

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今回のテクノカフェは、電気事業連合会 大浦 廣貴氏をお迎えして、「リサイクル金属について考えよう~クリアランス金属って何?~」というテ-マで、聞き手の清水先生とのお話を沢山の方々に聞いていただきました。大浦氏によると、原子力発電所の補修等で出る廃材を放射性物質による汚染のないものや、濃度が極めて低いものを法令等で規定された手続きに基づき、資源としてリサイクル可能なものに取り扱えるようにすることを「クリアランス」と呼び、安全な基準で再生されるそうで、このことに係る様々なお話をしていただきました。

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かなり多数の方々が来場され、東日本大震災以降、原子力発電所や放射能に関しての関心が非常に高いことが伺われ、ト-ク終盤では質疑応答も活発に行われました。

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会場には、東海発電所の廃止措置で発生した撤去物(炭素鋼)を原料に用い、再生加工した「クリアランスベンチ」が電事連より持ち込まれました。また、分かりやすく解説したパネルや放射能測定器も展示され、大浦氏の他、北海道電力、東京電力ホ-ルディングス、中部電力、関西電力、九州電力の担当の方々がお越しになり、来場者の方々に展示物の説明や放射能測定体験を案内されておりました。

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また、室蘭工大として、会場には、お子様に大変好評のメダル製造機をものづくり基盤センタ-より運び入れ、沢山の方々に喜んでいただきました。また、ものづくり基盤センタ-を紹介する展示コ-ナ-も設置し、ご覧いただきました。

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毎回様々な方に講演いただき、「ものづくり」に興味を持っていただけるような企画を練っておりますので、是非足を運んでいただければ幸いです。


日本鋳造工学会北海道支部講演大会

2017年4月21日(金)
場所:室蘭工業大学 教育・研究10号館(S棟)

平成29年度の(公社)日本鋳造工学会と(一社)軽金属学会の両北海道支部合同公演大会が室蘭工業大学を会場に開催されました。日本鋳造工学会は、設立以来75年以上の歴史のある学術団体で、我が国の鋳造に関する学問・技術の進歩、向上と、それに伴う鋳造業界の発展に大きく貢献しており、本部を含め全国9支部から構成され、その北海道支部の本年度の講演大会が本学で開かれました。

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最初に行われた研究発表会では、11件の発表があり、この中で当研究室の博士前期課程2年の学生2名が発表いたしました。

・「多合金白鋳鉄のエロ-ジョン摩耗特性に及ぼすコバルト含有量の影響」
  M2   太田 悠紀

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・「溶射を施した超硬を複合化した多合金白鋳鉄の高温エロ-ジョン摩耗特性」
  M2   樋口 千紗

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午後は支部総会が開催され、終了後、支部表彰が行われました。支部貢献賞や長岡金吾賞の受賞式があり、更に鋳造カレッジ講師を長年務めた功績や尽力に対し、清水教授に日本鋳造協会から感謝状が贈られました。また、当日の発表者の中から当研究室の太田君が支部奨励賞を授与されました。

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次に特別講演が行われました。

演題:「(一社)日本鋳造協会の取り組み(現在、未来)」
   伊藤鉄工(株) 代表取締役社長 伊藤 光男氏

演題:「工業試験場におけるアルミ鋳物に関わる取組み」
   北海道立総合研究機構工業試験場 板橋 孝至氏

講演会終了後、会場を本学食堂に移し、交流会がもたれ、支部大会の終了となりました。


平成28年度 室蘭工業大学 学位授与式

3月23日に本学学位授与式が挙行されました。清水研究室から、学部生9名、大学院博士前期課程4名、大学院博士後期課程2名が卒業いたしました。

学部4年生 機械システム工学コ-ス
・菅野 将貴 ・菅原 栞 ・菅原 慎也 ・谷口 陽介 ・水上 貴博 ・山内 一也 ・山口 正直 ・石崎 甲斐 ・村瀬 実咲

大学院博士前期課程 生産システム工学系専攻
・石川 隼也 ・上田 椋太 ・中村 公俊 ・永海 晋祐

大学院博士前期課程 物質工学専攻(社会人入学)
・仲條 靖男

大学院博士後期課程 先端生産システム工学コ-ス(社会人入学)
・小奈 浩太郎

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卒業後、この研究室で学んだことを糧にして、社会人の方は、勤務先で、この春就職される方は就職先で、益々ご活躍されることを願っております。
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