コマツキャステック㈱松崎氏来学

清水教授の担当している博士前期課程（修士）向けの講義に「技術開発基礎論」があります。これは、平成18年から開設されたMOT教育プログラムの一つで、「技術者が経営を学ぶ」という新たな人材育成プログラムへの社会の期待・要請に応えるために、経営感覚を兼ね備えた技術者を養成するものです。

今回は、富山県氷見市にあるコマツキャステック株式会社の鋳鋼生産部製造第二課　松崎　拓治様に「コマツキャステックスの課題と取り組み」と題しまして講義いただきました。

コマツは、建設機械、鉱山機械でアジア第１位、世界第２位の企業であり、その強みは素材の製造から組立、販売、サービスまでの一貫体制」を持っていることです。

海外では、北米や欧米、アジア圏など世界各地に生産拠点をもっております。リーマン・ショックなどの危機を乗り越え、現在にいたっております。

また、創業者の理念である「海外への雄飛、品質第一、技術革新、人材教育」を今でも実践されており、今後の企業が生き残っていくためには、「事業の潔い撤退、固定費の削減、ダントツ商品の開発、研究費は削減しない」ことが重要であるとおっしゃられてました。

学生からも、中子を試作しているRPの装置についてなど、質問がでておりました。

最後に、松崎氏は、「会社は場を提供するだけで、活躍できるかは、個人次第である。個人が活躍することで、会社も業績があがり、会社と個人がwin-winの関係にならないといけない」とおっしゃっておりました。

コマツキャステック㈱ 松崎氏 来学