8月16日、21日特別講義

2012年08月16日 10:54
[お知らせ]

平成24年8月16日（木）
場所：室蘭工業大学

岩手大学工学部付属鋳造技術研究センターの特任教授であられる、
堀江皓先生が来学され、学生のために特別講義を行なって下さいました。
内容は「鋳鉄の凝固組織形成と高強度鋳鉄の創成」として、
鋳造の原理、歴史、用途から鋳鉄の組織、状態図などの基礎、
鋳鉄のチル抑制に関して、レアアース・レアアースレス鋳鉄
最新の研究事例などについて講演されました。

通常、数日間かけて講義頂く内容を、3時間に圧縮いただき講演いただきましたが、
とてもわかり易い内容で、学生も鋳鉄について改めて理解いたしました。
　また、岩手名産の南部鉄器の製造方法など伝統工芸品である
南部鉄器についてのご紹介もいただきました。

平成24年8月21日（火）

秋田大学材料工学科教授である麻生節夫先生が
暑い中室蘭工業大学に来学されました。
先週の岩手大学　堀江先生に引き続き学生にたいして、
「鋳鋼」について特別講義を行なって下さいました。
「耐摩耗鋳鉄について-白鋳鉄のはなし-」と題しまして、
鋳鋼とは、凝固過程やCrとCの濃度関係により生成するFe-Cr-C合金、
熱処理、クロム鋳鉄に関する内容について講演いただきました。

　また、麻生先生の研究室での最新の研究内容などにも触れ、

同じような耐摩耗材料・白鋳鉄の合金化について研究を行なっている
当研究室としても、大変刺激を受けた内容でした。

2週に渡り著名な先生を講師として招いた特別講義でした。
学生にとっては、大変有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか？
遠いところお越しいただいた先生方にも改めて御礼申し上げます。