第26回 ビジネスEXPO 北海道 技術・ビジネス交流会(アクセス札幌)
- 2012年11月08日 16:49
- [研究活動]
第26回 ビジネスEXPO(北海道 技術・ビジネス交流会)が、11月8日、9日と札幌市のアクセスサッポロにて開催されました。
ビジネスEXPOの同時開催イベントとして、北海道経済産業局が主催する道内ものづくり企業のPRブース「ものづくりフォーラム2012」があります。
室蘭工業大学は、これまで経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業に民間企業と共に採択実績が多々あり、管理法人である㈱北海道二十一世紀総合研究所と開発を行なってきた民間企業(佐藤鋳工㈱、㈱村瀬鉄工所、㈱アールアンドイー)とともに、実施コンソーシアムという形でブース出展を行ないました。
㈱村瀬鉄工所、佐藤鋳工㈱で行った「鋳物製造における劣悪作業改善・作業効率向上させる低負荷環境型バリ取り装置の開発」と、㈱アールアンドイーで行った「耐摩耗性・高靭性・溶接性を備えた建設機械用アタッチメント材料の開発」を展示いたしました。
「鋳物製造における劣悪作業改善・作業効率向上させる低負荷環境型バリ取り装置の開発」は、鋳物の製造行程で発生するバリを、従来は人手をもって除去しておりましたが、重い製品や、グラインダーによる騒音、振動などの劣悪環境での作業になりがちでした。
これを、水の力で切断するウォータージェット切断装置を開発し、作業環境の改善を行うことを目的としました。村瀬鉄工所では、水道用の異形管など大型鋳物用の湯口やセキなどの除去、佐藤鋳工ではデフケースなどの小型鋳物用のバリを除去し、各々条件にあわせた専用のWJ切断装置を開発しました。
佐藤鋳工㈱(http://www.satochuko.co.jp/)
「耐摩耗性・高靭性・溶接性を備えた建設機械用アタッチメント材料の開発」では、ショベル用ツースなどアタッチメントは、掘削作業・解体作業などで常に土砂・金属にさらされており、最も摩耗の激しい部品であり、コスト低減などの観点から耐摩耗材料の開発が求められております。シップリサイクルの現場などにおいても、工期短縮、作業効率の向上を目指して、重機による切断が検討されており、本研究で開発された破砕刃を使用しての切断試験などが進められております。
「耐摩耗性・高靭性・溶接性を備えた建設機械用アタッチメント材料の開発」では、ショベル用ツースなどアタッチメントは、掘削作業・解体作業などで常に土砂・金属にさらされており、最も摩耗の激しい部品であり、コスト低減などの観点から耐摩耗材料の開発が求められております。シップリサイクルの現場などにおいても、工期短縮、作業効率の向上を目指して、重機による切断が検討されており、本研究で開発された破砕刃を使用しての切断試験などが進められております。
また、ビジネスEXPO会場では、清水教授が北海道地区の選考委員をつとめた「ものづくり日本大賞」において、受賞された企業も出展されておりました。
第4回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞 受賞
バイオマテックジャパン㈱ 「プロテオグリカン製造方法の開発」
http://www.biomatecjapan.com/