理系学生応援プロジェクト[新川高校]
- 2014年02月08日 16:04
- [ものづくり基盤センター]
昨年の8月と9月に行われた理系女子応援プロジェクトを男子学生にも門戸を広げ、「理系学生応援プロジェクト」としてものづくり基盤センターにおいて1泊2日でものづくり体験が行われました。
日本鋳造工学会との共催で、ものづくりの楽しさや奥深さに触れてもらい、理系大学やものづくり関連企業への就職を目指してもらうのがねらいです。
昨年も参加いただいた札幌新川高校から新たに1、2年生の男女15名に体験していただきました。
まず御揃いの作業着に着替えていただき、清水先生、新川高校副校長の武内先生、日本鋳造工学会佐藤様からの挨拶があり、初めに清水先生から作業をする上での重要な安全講習がありました。
いよいよ実習に入り、卵パッケージコンテストを行いました。4人一組でダンボールを使って30×30×30cmの規定内の大きさで一つ箱を作り、その中に卵を6個入れて4mの高さから落下実験し、卵が割れずに済むか競いました。
苦労して製作した箱を落下させて、破損状況を調べました。
ほとんどが6個中4個以上割れずに残りました。規定サイズ内でなるべく軽く作るのが重要です。
この工夫がものづくりに生きてきます。
次に鋳造実習です。
清水先生から講義を受け、先生によるカントリーサインのペーパーウエイトの製作の手順説明がありました。
自分自身で選んだカントリーサインのデザインの型に錫を流し込んで冷やし固め、実際にペーパーウエイトを製作しました。
この様子は地元室蘭のFM局FMびゅーより取材を受けました。
1日目の終わりは室工大そばにあるレストラン「アスコット」での夕食です。
メガ盛りメニューもある有名店で1.2kgハンバーグや巨大なチキンカツカレーに悪戦苦闘しながら、全て平らげていました。
最終日は、講義から始まりました。
トヨタ自動車の白川様から自動車等の講義を受けていただき、その後清水先生からものづくり講義がありました。
次に行われた本日の実習は、ジンギスカン鍋製作です。
実際に鉄を流し込んで小型鍋を製作しました。
まずは先生からの手順解説をしっかり聞いて、製作に移っていただきました。
代表の生徒さんに実際に鉄を型へ流し込む体験をしていただきました。
約1400度にもなる鉄を相手に先生のサポートを受けながら、慎重に作業をしていました。
最後に先生が現在取り組んでいるシップリサイクルに関連したお話等の講義を受け、2日間の記念にボルタの贈呈がありました。
昼食に室蘭名物カレーラーメンを食べていただき、帰路につかれました。
今回の経験を生かして、将来優れたエンジニアが多数生まれることを期待しております。