オープンファクトリー

2015年10月03日 16:09
[ものづくり教室]

室蘭市が企画したオープンファクトリーが10月3日に開催されました。
これは、室蘭市で生まれ育つ子ども達に「ものづくり」に親しめる機会を提供する目的で、「ものづくりのマチ"室蘭"」の現場の魅力、働く人の姿を見学し、室蘭のものづくりを実際に見て、触れて、感じていただく事業で、今回が初めての開催となりました。

当日は、親子12組24名が参加され、市営住宅の建設現場の見学、㈱大岡技研室蘭工場で鍛造の見学及び㈱今野鉄工所で鋼材を精密加工している様子を見学し、その後室蘭工業大学にて昼食後、ものづくり基盤センターにおいてものづくりに関する講義及びものづくり教室を体験いただきました。

まず、清水先生が「ものづくり・ひとづくり」というテーマで、ものづくり講義をし、熱して溶かした金属を水の中に沈めると爆発的なエネルギーが起こるという実験を見学いただいたり、カントリーサインのペーパーウエイトを鋳造で製作する課程を見ていただきました。

次に、ものづくり体験へと移り、錫でキーホルダーを実際に製作していただきました。
親子で協力しながら、型を作成し、オリジナルのキーホルダーを笑顔で手にしていました。

その後、機械加工実習室へ移動して、ものづくり基盤センタークレモスタッフによる旋盤を利用したネジ切り方法の実演及びレーザー加工機によるアクリル加工を見学いただき、記念に参加いただいたお子様の名前入りアクリルキーホルダーがプレゼントされました。

最後に総括があり、室工大特製の巨大ジンギスカン鍋と一緒に記念撮影をして、帰路につかれました。

室蘭に住んでいながら、なかなか見ることのできない現場を見学いただきましたが、この事業を契機にわが町室蘭に対する愛着が深まり、更にはお子様が将来地元企業に就職することも視野に入れていただければ、室蘭の未来に繋がっていくのではないでしょうか。