室蘭市ものづくり人材育成セミナー
- 2016年01月20日 16:46
- [ものづくり教室]
室蘭市が開催した「ものづくり人材育成セミナー」の一環で、本学ものづくり基盤センターで参加者の方々にものづくり体験をしていただきました。
これは、室蘭市内事業所への就職を希望する求職者・転職希望者・創業希望者を対象にしたセミナーで、製造業を実際に体験したり、図面の読解能力・立体感覚を掴み、設計から加工までの一連の工程を把握する構成力を身につけ、更にコミュニケーションの専門家から「現場で必要な人づきあいのコツ」を学び、今更聞けない就職に役立つ基礎知識を合わせて学ぶことが出来るセミナーです。
今回、この2日目・3日目に「室工大教授から学ぶ!総合応用能力を持つ"技術者"を楽しく目指す2日間」と題して、ものづくりを体験していただきました。
初日は、清水先生からのものづくり講義を聴講いただき、更に卵パッケージ作りやカントリーサインのペーパーウエイト作り等を体験されました。
清水先生からの説明の後、段ボールを使って箱を作り、その中に卵を2つ入れて高所から落下させる実験「卵パッケージコンテスト」を行いました。
皆さん悪戦苦闘されながら、卵が割れないような構造を模索していました。
鋳造も体験いただき、錫を使ったカントリーサインのペーパーウエイトやジンギスカン鍋も作成いただきました。
溶かした錫を実際に注入する作業も清水先生が見守る中、慎重に行っていました。
苦労して作ったペーパーウエイトを持って記念撮影です。
一人用ジンギスカン鍋の制作にもトライしていただきました。
翌日は、自動車のエンジン部分を見学いただいたり、切削作業を体験いただきました。
普段見ることのできないエンジン部分を実際に見ながら、どのように動くのかという清水先生の説明を聞いていただきました。
更に同じものづくり基盤センター内にある機械加工実習室において、切削作業を体験していただきました。
切削とは、金属等を切り削ることで、ここでは旋盤を使って鉄を切り削る作業を行いました。
実際にネジ切りという切削を機械を使って行っていただきました。
最後に2日間奮闘いただいた記念に先生の著書がプレゼントされました。
本学ものづくり基盤センターの他、北海道立室蘭高等技術専門学院でのものづくりやコミュニケーション術の講義等、多種多様な講座が組み込まれていました。
今後もこういったセミナー等でもものづくり講義や体験を行っていきますので、多数の方に是非ご参加いただきたいと思います。