感謝状授与(北海道経済産業局)
- 2018年06月26日 11:38
- [地域連携活動]
感謝状授与(北海道経済産業局)
2018年6月25日
清水教授が、この度、北海道経済産業局長より感謝状を授与されることとなり、表彰式に出席いたしました。
経済産業省北海道経済産業局では、経済産業省の施策を有効に活用して北海道経済の活性化や産業の発展へ大きく貢献、又は施策の推進に多大なご協力をいただいた道内16企業・団体等に対して感謝の意を表するため、局長から感謝状を贈呈することとしました。
今回の感謝状授与者は、道内16企業・団体であり、「国立大学法人 室蘭工業大学 大学院工学研究科 教授 清水 一道」として清水教授が授与しました。
感謝状を授与されることとなった事業については、「製鉄関連設備や建設機械等の過酷な環境で使用される優れた耐熱耐摩耗鋳物を開発。 全国の技術力ある中小鋳物企業が共同生産する広域ネットワーク「鋳物シンジケート」を構築。」であり、平成27年から経済産業省の「新分野進出支援事業補助金」で進めてきた活動に対してのものです。
贈呈内容は、
清水教授が、全国の鋳物企業と連携し、付加価値の高い耐熱耐摩耗鋳物製品の大量供給を可能とする新たなビジネスモデル「鋳物シンジケート構想」の実現に向けて指導力を発揮し、共同受注組織となる「特殊鋳物協同組合」の設立に尽力するなど、鋳物業界の活性化に貢献しました。
その切り札となる従来製品よりはるかに優れた耐熱耐摩耗性を有する鋳物製品は、北海道内の鋳物中小企業との共同研究により開発されたところであり、大学においても品質検査体制を整備するなど、地域や産業に貢献する産学連携のモデルとなる取組であるというものでした。
鋳物シンジケート(特殊鋳物協同組合)は、現在経済産業省の申請認可をいただき、現在法人登記へむけて準備を進めております。
まだ立ち上がったばかりの組合となり取りまとめなど進めなければならない作業が多くあります。室蘭工業大学としても、組合が製造した製品の品質検査などに役立つための、評価機器(X線CT)や試作品製造に役立つ機器(鋳物用3Dプリンター)などを多く導入して、協力を進める予定です。
今後全国レベルでの事業に、多くの鋳物業者から高い関心があるとともに、事業の成功を期待しております。