ものづくり教室【壮瞥中学校】

2018年10月9日（火）10：30－12：10

場所：ものづくり基盤センタ－

この日ははるばる壮瞥町から、壮瞥中学校３年生16名の生徒さんが来学してくださいました。

壮瞥中の進路指導の一環で，自己の生き方について考えるという進路学習を行っており、高等教育である大学で学ぶことができる「最先端の専門的な知識や技術」にふれることで、将来につながる道筋を具体的に持つことができるようにすることを目的とした大学訪問です。

製作するのは、錫を溶かして流し込む、カントリーサインのペーパーウエイトです。

まずは講義を受けていただきます。

人類の誕生から今日までに、ものづくりの方法がどのように発展し産業として確立してきたのかなど、歴史上の出来事と併せて学んでいきます。

生徒の皆さんは、真剣にノートを取りながら受講されていました。

次は、いよいよペーパーウエイトを作ります。製作手順を示すお手本が見られるのは１回限り。

先生を取り囲み、熱心に手元を見つめます。

二人一組になり、先ほど見た製作手順を思い出しながら、協力して作業に取り組みます。

板の上に伏せた木型の中心に、元となるペーパーウエイトを置いてパウダーを振りかけ...。

中学３年生ともなると手元に迷いがありません。

補助の学生に手取り足取り教えてもらうようなこともなく着々と作業を進め、ペーパーウエイトを完成させました。

最後は、まとめの講義です。勉強するだけでなく教養を深め、何事にも熱意を持って取り組んでください、というメッセージが先生から伝えられました。

今回の「ものづくり教室」は、職業体験学習の一環ということで、壮瞥中学校の方から基盤センターにお声がけをいただいたものです。

ここでの経験が、今後の進路選択の一助となれば幸いです。