ものづくり教室【知利別小学校】

まずはいつも通り、ものづくりの歴史や方法についての講義を受けていただきました。

100年以上前に八幡製鉄所から始まった製鉄が、自分たちの住む室蘭と深く関わっていることに「へぇ～」、「すげー」との声が上がっていました。

　

　

次にキーホルダーの作り方の説明を聞いてもらい、そのまま作業に入ります。

さすがは５年生です。マジックで下絵をなぞるのも、カッターを使いシリコンシートから型を抜くのも、ネジを留めるのも、スタッフの援助はほとんど必要ありませんでした。

　

型に溶かした錫を流し入れるなどの工程は、危険を伴う作業のためスタッフが行います。

生徒さんたちは目を輝かせ作業を見守っていました。

中には、スタッフを質問攻めにしている生徒さんもいました。

　

キーホルダーの完成後は、１組には施設の見学と質疑応答の時間を、２組は清水先生の講義を受けていただきました。

　

　

施設の見学では、旋盤加工の機械や３Ｄプリンタを見ていただきました。

講義では、ものづくりに限らず「よりよい」何かを目指すためには、"やりたがる""あきらめない""くふうする"ことが大事だと、お話ししました。

　

知利別小学校は2020年度には統合の予定があり、今回の５年生が最後の卒業生になる可能性もあります。

　

「ものづくり教室」で学んだことが、学校の思い出とともに生徒さんたちの心の中に少しでも残ってくれればと思います。