ものづくり教室【旭ヶ丘小学校】

最初の講義では、室蘭にある日本製鋼所の話などもするのですが、「あっ、それ知ってる！」「オレもー」「うん、うん」等、次々に反応が返ってきました。

逆に初めて知ることには素直に「すげぇ！！」「マジか」「へぇ～」と感嘆の声をあげていました。

とにかく今回の「ものづくり教室」に対し、積極的な気持ちと興味を持って参加されていることが伝わってきました。

　

講義の後は、各自が型紙から好きな型を選んでキーホルダーを作ります。

シリコンシートに油性マジックで型を写し取るところまでは比較的簡単です。

ところが、写し取った型を線に沿って切り出す作業が、案外難しいのです。厚みがあって柔らかいシリコンシートは、カッターナイフを何往復もさせないと切断できません。

苦戦を強いられる生徒さんもたくさんいました。

　

苦労して切り出した型を木型に挟んでネジ止めし、これから先はサポートスタッフの作業となります。

生徒さんたちは、自分の番号が呼ばれるまで、行儀よく席に座って待っていました。

番号が呼ばれ、出来上がったキーホルダーを手にした時の生徒さんたちの笑顔は、スタッフにとって何よりの喜びです。

　

最後に講師の楠本先生から、今回の「ものづくり教室」を『キーホルダーを作って楽しかった』だけで終わらせず、出来上がりを待つ間の行動について振り返るなど、今後の成長の糧としていって下さい、とお話がありました。

　

よく、「ものづくりは人づくり」と言われます。生徒さんたちが今回の経験を通して、ほんの少しでも何かしら感じ取っていただけたのであれば幸いです。