KSML 国立大学法人 室蘭工業大学 清水一道 ものつくり研究室


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清水 一道 Kazumichi Shimizu 室蘭工業大学 もの創造系領域 材料工学ユニット教授

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第12回 理系学生応援プロジェクト~ものづくりキャラバン2019~開催

第12回 理系学生応援プロジェクト~ものづくりキャラバン2019~開催

第12回 理系学生応援プロジェクト~ものづくりキャラバン2019~開催
2019年7月27日:札幌清田高等学校(13:30-16:00)
2019年7月28日:札幌新川高等学校(13:30-16:00)
 
今年度も理系学生応援プロジェクトを開催いたしました。このプロジェクトは日本鋳造工学会との共催で、ものづくりの3Kイメージを払拭し、理系やものづくり企業就職に関心を持ってもらう目的で、普段の授業では体験できない製造業の現場を肌で感じてもらうような体験学習を行うプロジェクトです。
 
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例年は各校の生徒さんたちに室蘭市に来ていただき、工場見学なども含めた1泊2日の日程で開催してきました。しかし今回は私たちスタッフが、1日目に札幌清田高等学校、2日目に札幌新川高等学校を訪問するキャラバン形式で行いました。
清田高等学校は男子24名、女子6名の計30名、新川高等学校は男子12名、女子8名の計20名の生徒さんたちが参加されました。
どちらの学校でも最初に、ものづくりに関する歴史や身近にあるものづくり製品を学ぶ講義を聴いていただきました。
 
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次に、講習で学んだものづくりの基礎となる「鋳造」に関して、実際に実習で体験してもらいます。
北海道ではお馴染みの市町村マークであるカントリーサインを型として、ペーパーウェイトを作ります。
材料には、約350℃という比較的低い温度で溶ける金属である錫を利用しました。
二人一組になり協力して作業を進めますが、普段の生活では使わないような道具とやりなれない作業に、生徒さんたちは四苦八苦されていました。ただ、その分、作品が出来上がった時の喜びはひとしおのようで、素敵な笑顔をたくさん見ることができました。
 
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まとめの講義では、現在の自動車業界が100年の一度の大変革期を迎えていることなどを例に挙げ、「みなさんが社会に出る頃には、ものづくりや労働の種類・環境など、今とは全く違った社会になっている。その変化に柔軟に対応するには、モチベーションが大事であり、挑戦した人にだけチャンスがある。何事にも熱意を持って、自分がやりたいことを早く見つけてください。」と締めくくりました。
 
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高校生の皆さんには、今回の体験学習を通して様々なものづくりに魅力を感じ、興味を持つことで、理系進学のきっかけになればと思います。

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