ものづくり教室【岩手県宮古市の中学3年生】
- 2019年08月04日 12:44
- [ものづくり基盤センターものづくり教室地域連携活動]
ものづくり教室【岩手県宮古市の中学3年生】
2019年8月2日(金)13:30-15:00
場所:ものづくり基盤センタ-
約1年前に室蘭市との間にフェリー航路が就航した宮古市から、市内11校を代表して中学3年生22名がものづくり教室のために来校されました。
フェリーに結ばれた縁で様々な交流があり、今回は「第9回むろらん子どもサミット」などに参加される事業の他に、もっと「鐵の街 室蘭」や室蘭工業大学について知っていただければ、と企画されました。
まずは、大規模な製鉄所が複数存在する室蘭市のことや、室蘭工業大学の規模や履修内容等について簡単な紹介をしました。
また、金属を使ったものづくりにはどういった方法があるか、などの講義も聴いていただきました。
次は、メインのオリジナルキーホルダー作りです。
スライドと口頭で簡単に手順を説明しただけですが、さすが選抜で来られた生徒さんだけあって、あっという間に型を作り上げてしまいました。
結果、予定より30分ほど早くキーホルダー作りを終えることができました。
一人1個のオリジナルキーホルダーを手に、生徒さんたちは終始ニコニコされており、私達も大変嬉しい気持ちになりました。
せっかくなので、キーホルダー作りに使った錫を使った実験もご覧頂きました。
溶かした錫を木の板に滑らせてから水槽の水に投入するのと、鍋から直接投入するのでは、様々な違いが生じます。その違いが何なのか、なぜそうした違いが生じるのか、などについて意見を発表してもらいました。この実験コーナーは、本日、一番の盛り上がりでした。
最後に、水と違い金属は冷えると縮むため、きちんとした製品を作るには一見余分に見える箇所が大事であることを説明し、生徒の皆さんも同じように、時には無駄に思えるかもしれないけれど、学校の勉強ばかりでなくたくさんの経験や知識等を身に着けてください、とお話させていただきました。
これからも、両市の交流の機会はたくさんあると思われます。またぜひ、ものづくり体験をしにいらしてください。