KSML 国立大学法人 室蘭工業大学 清水一道 ものつくり研究室


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清水 一道 Kazumichi Shimizu 室蘭工業大学 もの創造系領域 材料工学ユニット教授

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ものづくり教室【水元小学校5年生】

ものづくり教室【水元小学校5年生】

ものづくり教室【水元小学校5年生】
2019年10月28日(月)
場所:ものづくり基盤センタ-
 
3年生時にキーホルダー、4年生ではカントリーサインと、毎年ものづくりの経験を積んできた水元小学校5年生が挑戦するのは、卵パッケージ作りです。
 
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45名が7つの班に分かれ、ダンボールとガムテープを材料に、卵6個が入る入れ物を規定(30×30×30cm)内のサイズで作ります。
最終的に、卵を入れた状態の入れ物を約4mの高さから落とし、割れずに残った卵の個数を競います。
事前に、卵パッケージコンテストのねらいについて聞いてもらいました。
当たり前のことですが、いちばん大事なのは「なるべく卵を割らないこと」ではなく、「その目的のために、より良いコミュニケーションをとること」です。班内で意見を出し合うことで、自分一人では気付かなかった問題や課題を発見でき、さらなる工夫や改良ができるからです。
 
卵パッケージを作る時間は、話し合いも含めて2時間。長いようにも思えますが、試行錯誤を繰り返しているうちに、時間はどんどん過ぎていきます。
 
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ダンボールを小さくちぎってクッション材にする、箱に仕切り板をつけて6つの空間を作る、加工したダンボールで卵を一つ一つ包む、卵を入れた小箱を一回り大きな箱に入れる、衝撃を吸収するよう箱の側面にバネをつける等々、各班が工夫をこらした入れ物(パッケージ)が出来上がりました。
 
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結果は、全滅から全て無事まで様々でした。
最後の講評では、たった一度の結果に一喜一憂して終わりとせず、うまくいった(いかなかった)原因を分析したうえで、創意工夫を繰り返すことが大事であり、それは人生のあらゆる場面において必要な力である、といったことが話されました。
  
5年生には少し難しい話だったかもしれませんが、これまでに学んだ「ものづくり」の楽しさだけでなく、今回の経験も将来的に活かされることを願っております。

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